福島県を訪れた主人公達が鼻血を出したり、疲れが取れない等の描写で問題になっているスピリッツの美味しんぼ。
この漫画、山岡が独身でやさぐれていた時は面白かったけど、今では料理漫画とはとても思えない、料理とは全く関係のない話がばかりになりつまらなくなったな。
で、今回の「福島の真実篇」での鼻血描写について、石原環境相はに対して「その描写が何を意図して、何を訴えようとしているのか全く理解できない」不快感を示していますね。
一方、作品に実名で登場した前福島県双葉町長の井戸川克隆さんは「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日 鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と述べ、石原境相が不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体について うんぬんできるのか」と批判したそうだけど、まぁこの人、以前から鼻血の話はしていたので、今回の鼻血描写に関して肯定するのは分かっていたことだけど。作品に実名で出てるしね。
それにしても作者の雁屋さん、「書いた内容についての責任は全て私にあります」「スピリッツ編集部に電話をかけたり、スピリッツ編集部のホームページなどに、抗議文を送ったりするのはお門違いです」なんてブログに書いちゃっているけど・・・
え?お門違いって開き直りですか?逆ギレですか?
普通、その作品を掲載した出版社、その雑誌の編集部に直接抗議するのことがなんでお門違いなの?
責任は全部自分にあるなんて言っちゃってるけど、その作品にOKを出したスピリッツ編集部にも当然責任はある。
それを「スピリッツ編集部に電話をかけたり、スピリッツ編集部のホームページなどに、抗議文を送ったりするのはお門違いです」だなんて、あなたの言っていることのほうが、お門違いですから。
そしてブログには「最後まで読んでもらえるとわかる」(今は福島の真実篇の途中)と書かれてるけど、少し前に「鼻血で騒ぐヤツは発狂するかも」なんて言ってたし、最後まで続けたら余計に問題が起こりそうな気がするけどねぇ。
と思っていたら、早売りのスピリッツを買った人が言うには、福島最終篇では「鼻血は放射能のせい」「福島は除染しては人は住めない」なんて言い切っちゃってると・・・
これをそのまま掲載許可にしたスピリッツ編集部は、雁屋さん以上にどうかしている。
今回の作品は「福島の真実篇」ってタイトルだけど、以前雁屋さんがタイトルは自分がつけているわけではなく、編集部が考えてタイトルをつけているって言ってたから、今回のタイトルも恐らく、スピリッツ編集部が考えたのでしょう。
スピリッツ編集部、確信犯じゃん。
先ほど書いた通りの最終話だと、更に問題が大きくなると思うけど、雁屋さん一人で責任が取れるレベルに収まるのか、スピリッツそのものにまで波及するのか、はたまた小学館にまで波及するのか、色んな意味で今後に注目な今日この頃。
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