今年の本屋大賞に選ばれたのは和田竜さんの「村上海賊の娘」

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本屋大賞実行委員会より、2014年本屋大賞は、和田竜(りょう)さんの「村上海賊の娘」(新潮社)に決まったと発表されました。併せて、第3回翻訳小説部門の1位にはローラン・ビネさん著で、高橋啓さん訳の「HHhH プラハ、1942年」が選ばれました。

「村上海賊の娘」は、先月の吉川英治文学新人賞とダブル受賞に輝き、和田さんは「プロとして読者に向けて書いていることが認められたようでうれしい」と喜びのコメント。そして「気取らず、観念的にならず今以上の面白さを発揮していく物書きになりたい」と今後の抱負も述べていました。

本屋大賞は出版不況の中、売り場からベストセラーを出そうという目的で、書店員有志が2004年にスタートさせたもので、今回で11回目を迎えました。昨年の大賞だった百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」は190万部のベストセラーになるなど、色々ある小説関係の賞の中で、この本屋大賞に選ばれた作品が最も売れると言われています。

この本屋大賞は、芥川賞や直木賞などとは違って、いわゆる選考委員なるものは存在せず、全国の書店員によって決められます。

現場(お客さん)に一番近い人達が選ぶ作品が一番売れると言われてるのは納毒です。まぁなんでもそうだけど、肩書きや権威ある人達が選ぶものって、一般人と大きく乖離することも多々あるわけで、私はこういった現場に一番近い方々が選ぶもののほうが、より信頼出来ると思っています。

だからといって別に権威や肩書きがある人達が選ぶものを否定するつもりはありません。その方達が選んだ作品にも、当然ながら良い作品はたくさんあるわけですからね。

活字離れが叫ばれるようになって久しいけど、私もいつしか本をあまり読まなくなってしまったな。

でも世の中には、たくさんの素晴らしい作品があるし、久しぶりにじっくり本を読もうと思った今日この頃。

 

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