鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)で飼育され、絶食記録を更新し続けていた謎の深海生物「ダイオウグソクムシNo.1」が2月14日、絶食日数1869日(5年43日)、生存日数2350日(6年158日)の記録を残して死にました。
2007年9月9日に入館した「ダイオウグソクムシNo.1」は、2009年1月2日に約50グラムのアジ1匹を食べて以来絶食を続け、飼育員の森滝丈也さんを困らせていました。
この日は今年2回目のエサやりの予定でマスコミ各社の取材を受ける準備をしていましたが、17時ごろエサを水槽に入れたものの全く反応しなかったため取り上げたところ、死んでいることが確認されました。
今後は、死因などについて調査・研究を行う予定だそうです。
「No.1」が水族館に来たときから世話を続けてきた飼育員の森滝丈也さんは「餌を食べさせられず残念。ダイオウグソクムシの認知度が上がったことに感謝している。自分自身も飼育を通して、彼らについて知ることができた」と死を悼ました。
「ダイオウグソクムシNo.1」の死をうけ、ニコニコ生放送で2月18日午後10時から、追悼番組が配信されることが決定しました。内容は、過去のニコ生映像から生前の活躍を再編集して紹介するそうです。
5年間以上絶食を続け、その謎の生態が注目を浴びていた「ダイオウグソクムシNo.1」は、ニコ生に4回登場し「1号たん」と呼ばれ、ネットユーザーから愛されていました。
ニコニコ生放送は<コチラ>
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