死に至るウイルス(SFTS=重症熱性血小板減少症候群)を持ったダニが全国各地で見つかっている問題で、これまでで53人が感染し、発熱や出血などの症状を訴え、21人が死亡したとのことです。
感染者はいずれも西日本ですが、国立感染症研究所の調査では、SFTSウイルスを持ったマダニは西日本だけではなく、北海道から九州まで30道府県で見つかり、全国各地にこのマダニがいる可能性があるとのことです。
また、このウイルスに有効なワクチンは今のところ無いそうです。
田村厚生労働大臣は、「今後、ほかの地域でもウイルスが見つかる可能性があり、春の行楽シーズンで山や草木の多い場所に立ち入る際には、肌を出さないようにして感染に注意してほしい」と注意を呼びかけています。
国立感染症研究所によれば・・・
1、マダニの生息場所と環境
マダニは、シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く生息し、また民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息している。
2、マダニから身を守る服装
首にはタオルを巻くかハイネックのシャツを着用し、シャツの袖口は軍手や手袋の中に、シャツの裾はズボンの中に入れる。またハイキングではズボンの裾に靴下を被せ、農作業ではズボンの裾を長靴の中に入れる。
3、マダニから身を守るためには
上着や作業着は家の中に持ち込まないようにし、屋外作業後はシャワーや入浴でダニが付いていないかチェックする。また、噛むテープなどを使って、服装に付いたダニを取り除く方法も効果的。
4、忌避剤(虫除け剤)の効果
日本では現在、マダニ用の忌避剤はないが、ツツガムシを忌避する用途で、衣服に塗布して使用する忌避剤が市販されていて、マダニに対して一定の忌避効果が確認されたが、マダニを完全に防ぐことは出来ないため、様々な防護手段を組み合わせて対策を取る。
5、マダニに噛まれた場合
吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、口器が皮膚に残り化膿する場合があるので、皮膚科等の医療機関で適切な治療を受ける。また、マダニに噛まれた場合、数週間様子を見て発熱などの症状が認められた場合は、医療機関で診察を受ける。
ふーむ、たかがダニごときが・・・なんて思っていたけど、ダニだからってバカに出来ないですねぇ。今まではダニのことなんて気にしたこともなかったけど、これからは上記の事を参考にして気をつけることにしよう。
ただ・・・2のダニから身を守る服装だけど、こんな格好をするぐらいなら、私はハイキングにも山にも行きません(´・ω・`)
それにしても、恐ろしい世の中になったもんだ(´・_・`)
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