為末氏がメダル逃した選手批判に異議

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ソチ五輪で結果を残せなかった選手への厳しい意見が目立つようになってきました。

中でも「国費」に着目した「メダルを取れない選手は税金泥棒」といった批判が目立ってきてるようです。

こうした風潮に対して、元陸上日本代表の為末大氏が2014年2月11日付の日刊スポーツで異議を唱えました。「(日本は)強化費を発表している国の中では最も低い」などと現状を指摘した上で、「『お金はないがメダルは取れ』は少々、選手に酷な状況」と話っています。

2月8日には明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏が「オリンピックで負けた時のコメントは難しい。(中略)思い出になったとか、楽しかったなどはあり得ない」 とした上で、「日本は国費を使って選手を送り出してます。選手個人の思い出づくりのために選手を出しているわけではありません」などとツイッターで発言。

別に楽しかったとかコメントしたからといって、何も思いで作りのためにオリンピックに出場してるわけではないでしょうに。仮にも明治天皇の玄孫であり、皇族に復帰する可能性のある人物がこんな発言していいんですかね。

天皇陛下がそんな発言しますか?皇族の方がそんな発言しますか?ましてやお父様がそんな発言しますか?あなたの発言こそありえないですけどね。・

またネット上では「遊びに来たの?」「まず、メダル取れなくてすみませんだろ?」「税金使って観光旅行かよ」「オリンピック行ってメダル取れない奴は税金泥棒」「勝てない、品がないスポーツ選手に税金投入ってどうなの」といったメダルを逃した選手に対する発言が数多く投稿されています。

こういった批判に対して為末氏は、「今日の日本では、サポート態勢は十分ではなく、強化費も発表している国の中で最も低い」と指摘し、獲得に不利な状況にいる中で「選手たちは努力していると言えるのではないか」と評価しています。またこうした状況下でメダルという結果を求める風潮を「選手に酷な状況」と危惧し、「結果が出せないことに批判が集まるたび、ここ数年続くブラック企業を想像してしまう」との見解も示しました。

ホント、為末氏の言うとおりだと思います。国費を投入してるからメダルを獲って当然だなんて、強化費が少ない現状で頑張っている選手に対して失礼です。

やれ謝るべきだとか、楽しかったはありえないとか、国費に絡めて、なんて心の狭いこと。

せっかくのオリンピックなんだから、一喜一憂しながら楽しむという余裕が持てばいいのにと思う今日この頃です。

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