数字のマジック?消費税増税で巧妙な便乗値上げが増える

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消費税が5%が8%にあがり、一部、税込み表示の店もありがすが、来年10月に予定されている消費税10%に備えて、税抜き表示に戻したお店がほとんどだと思います。

税込み表示にすっかり慣れてしまった身には、税抜き表示は計算がしにくく、また安くなったとつい思ってしまい、違和感がありありです。

ところで税抜き表示に戻ってしまったことで、消費者の心理を巧みに突いた表示額が、ちょっとした問題になっています。

それが105円や1050円、10500円といった表示額。

これって一見、税込みで金額を据え置いてくれたように見えませんか?私はこの金額を見た時、「価格据え置きだなんてやるな」とぬか喜びしてしまいましたよ(´・ω・`)

しかし、上には上がいるもので、108円、1080円といった表示額にしてるところもあります。

あたかも税込みと誤認しかねない表示をしてるのは、もう確信犯です。

とあるサラリーマンの話。

いつものようにランチに出かけ、店頭で「1050円」との表示を見て「価格をすえおいたんだな」と喜んで入店したものの、支払いの時に「税込みで1134円です」と請求されショックを受けたんだそう。

店頭の1050円の表示は、よく見たら、さりげなく「税抜き」に変えられていて「1050円なら、税込みだと思うよね。牛丼の10円20円に一喜一憂するサラリーマンにとって、8%をそのまま乗せられるのはきつい。死活問題ですよ」と憤ったと。

確かに1050円なら、据え置いてくれたんだと思ってしまうのが普通だと思う。やり方が姑息だよね。

しかし私は、このサラリーマンにも突っ込みたいことが一つある。

いや、死活問題になる人は、普通1000円(税抜き)のランチなんか食べませんから!

それはさておき、私は別に値上げそのものが悪いと思っているわけじゃない。

色んな事情があって、値上げせざるを得ない店もあるだろうから。しかし、冒頭に書いた、まるで税込みと思わせるようなやり方とか、値段を据え置いてこっそりと量を減らしているとかが納得出来ないのですよ。

それに値上げの理由の一つとして言われる「仕入れにも消費税がかかるから」というのも納得が出来ません。なぜなら「課税(諸費税)仕入れ控除」というのがあるからです。これを言い訳にしてごっそりと値上げするのは、便乗値上げと言われても仕方ないでしょう。

私はこういった、消費税増税につけこんで汚い値上げをする店で買うつもりはないし、こういった店は、いずれ客足も遠のいていくと思います。

来年10月に予定通り10%に増税が決まったら、さらに悪質な値上げが怒りそうな気がする今日この頃。

 

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